■今後のホームヘルパーの位置づけ
「世帯の誰かが介護を必要とするようになった場合どうするか」
という厚生労働省の調査でも、介護経験の有る無しに関わらず、
全体の六割の人が「家族が中心となり、在宅サービスに補って
もらいたい」との回答です。これで見ても、在宅サービスへの
期待と必要性を強く感じている人が多いのが分かります。
以前の公的介護サービスは最低限度の生活を送ることが出来れば
よい、という前提で行政側が一方的にサービスを提供してきた
ものでした。しかし介護保険制度の導入以降、利用者側にとっても、
自分が望む介護サービスを選べるようになりました。これに伴い、
自分の望む介護サービスを提供してもらいたい、という意識が
高まってきています。
少子化や核家族化に伴い、家族によるサポートを得ることは
難しくなってきています。そのためますます身の回りをサポート
してくれるホームヘルパーに対するニーズも高まることになります。
ホームヘルパーは単に介護福祉を支える要員ではなく、その人が
充実した人生を送るための大切なパートナーなのです。
ホームヘルパーは、利用者の要望を聞くだけでなく、その人が
どのような生活を送りたいのかをきちんと把握し、それを実現
するための手段として仕事を組み合わせていく必要があります。
これには、ヘルパー・コーディネータによる対応。ケアマネージャー
によるケアプラン作成、そして利用者やその家族と話し合いなど、
様々な人たちとの連携も必要になってくるのです。
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