■ホームヘルパーの社会的位置づけ
ホームヘルパーは、かつては老人家庭奉仕員と呼ばれ、
昭和30年代から法制化されていました。昭和57年度の法改正
までは救貧対策のイメージが強かったようです。ホームヘルパー
という言葉が法的に用いられるようになったのは、平成2年度
からのことで、まだ新しい職業の名称とも言えます。
高齢化社会の進展に伴いホームヘルプサービスはデイサービス、
ショートステイとともに、在宅福祉三本柱として脚光を浴びる
ようになりました。2000年の介護保険スタートにより、
ホームヘルパーの職業も広く一般にも知られるようになり、
現在に至ります。ホームヘルパーが提供するサービスは
「自立支援」が目的であり、あくまで公的なサービスです。
サービスにかかる費用は自費負担分を除き、介護保険の中から
まかなわれることになります。
ホームヘルパーと言うとお手伝いさんの一種であり契約関係
の中で、介護を提供するというイメージがありますがヘルパー
には、高齢者に対し、自立に向けた援助を提供するという
社会的な責任もあるのです。このため、介護を受ける側からの
要求に何もかも応じるのではなく、ホームヘルパーの方から、
計画を立てある程度指示を行うという姿勢も必要となります。
ホームヘルパーには、地域社会の中でお客さんの生活を支えて
いく義務があります。仕事である以上、しっかり責任を持って
プロフェッショナルとして業務に当たる姿勢も持たなければ
いけません。注目の仕事だからといって、安易に就職を考える
べきではないでしょう。
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